サポレジライン
サポレジラインとは、
「サポートライン」と「レジスタンスライン」という
2つの水平線の総称です。
サポートラインは下値支持線ともいいます。
チャート上において、ある価格まで下がってきたら、
それ以下の価格に下がらないようにサポート(支持)する線です。
サポートライン付近では下落してきた相場が止まり反発しやすいため、
新規の買い注文が出されたり、売り注文の利益確定がされたりします。
レジスタンスラインは上値抵抗線ともいいます。
価格が上昇していく中で、
ある価格からそれよりも上昇しづらくなるように圧力をかける線です。
それまで上昇してきた相場がそのライン付近で止まり、
下落に転じる可能性があるので、新規の売り注文が出されたり、
買い注文の利益確定がされたりします。
冒頭でもお伝えしましたように、
サポレジラインは世界中のどんなトレーダーも見ている指標です。
指標というのはたくさんの人が意識すればするほど機能しやすくなるため、
サポレジライン付近では相場の勢いが弱まったり反転したりしやすいのです。
ダウ理論
ダウ理論とは、チャールズ・ダウが提唱した
市場の値動きを評価するテクニカル分析の理論で、
「6つの基本原則」で構成されています。
- 価格(平均株価)は全ての事象を織り込む
- トレンドは短期・中期・長期の3つに分類される
- 主要なトレンドは3つの段階から形成される
- 価格は相互に確認される必要がある
- トレンドは出来高でも確認される必要がある
- トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する
その中でも特に重要で、FXのトレードで使用されるのが、
「トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する」です。
スイングトレード
中期的なトレードスタイルで
1回のトレードで大きな利益を狙う手法
「スキャルピング」「デイトレード」などのトレードスタイルと異なる点が
エントリー(新規注文)からエグジット(決済)までの期間の長さです
スイングトレードは数日から数週間の相場を予測して
利益を出すことを狙います
1週間ポジションを持ち続けるFXトレーダーもいれば
数ヶ月持ち続けるFXトレーダーもいたりと日数に縛りはありません
スイングトレードがオススメな理由は
中期間のチャートを見るためトレンドも掴みやすく
ある程度の利益を獲得できるからです
スキャルピングのような一瞬一瞬の変化を追うのは
トレンドが掴みにくい上に「ダマシ」という
シグナルに惑わされることも多く
一流のトレーダーでも失敗すると言われています
それに比べると、スイングトレードは
比較的安心感のあるトレード手法といえます
順張り・逆張り
相場の方向性に沿って取引することを順張り、
相場の方向性に逆らって取引することを逆張りといいます。
たとえば、ドル/円相場で、ドル高の傾向にある場合に、
「この先もドル高が続くだろう」という予測のもとにドルを買うのが順張りで、
逆に「そろそろドル高も反転するだろう」という予測のもとにドルを売るのが逆張りです。
移動平均線
移動平均線は、一定期間の平均価格を線でつなぎ、
ジグザグした値動きのブレを慣らして
価格トレンドの方向や強さを見るためのテクニカルチャートです
FXチャートに限らず、テクニカル分析の中で
最もポピュラーで基本的な分析手法です
通常は 短期、中期、長期と3つの移動平均線を出して
ゴールデンクロス、デッドクロスなどを確認し
相場の大きな流れを確認します
パーフェクトオーダー
短期・中期・長期の3本の移動平均線の全ての傾きが
同じ方向へ一致した状態のこと
トレンドについて
24時間動き続ける相場はランダムに動いているわけではなく
三つの状態に大別して考えることができます
その分け方は、①上昇トレンドか、②下降トレンドか
③もみあい(トレンドレス)か、です
まずこの判断をするのが
チャート分析の一手目といっても過言ではありません
相場の7割方を占めるのが、もみあいだといえます
これは方向性が無く(トレンドレス)
どっちつかずの動きをしている様子を指します
そして残る3割で発生するのが、上昇・下降トレンド
これらは、上下いずれかの方向に推移している様子を指します
こうした分類をするには
チャートを波(波動)に見立てることがカギとなります
相場は、押しては引いていく波と同じだと考え
その中から、上昇または下降の流れを見つける作業を行うのです
なぜ、状態を見抜きたいのかというと
それはトレンドがあるかどうかを知りたいからです
相場には「一度トレンドが生まれると、それが継続しやすい」という特性があり
そのトレンドをフォローすることが勝つための王道であるといえます
では、どのようにトレンドを見抜けば良いのか?
そのためには流れを形作る高値と安値に注目します
※上昇トレンドの定義は、高値と安値がともに切りあがっていくことです
※その逆に、下降トレンドの定義は、高値と安値が切り下がっていくことです
この条件が守られている限り、トレンドがある状態だと判断できますし
逆説的に言えばこの条件に1回でも反したら、その瞬間にトレンドが否定されます
なお、切り上がりと切り下がりが混在している場合は、もみあいだと判断できます
トレンドを見抜いたら、その流れの中でトレードを計画します
注意したいのは、いつでもトレードして良いというわけではないということです
トレンドは上下に動きながらジグザグと進んでいくものですから
その動きの中でもっとも安いときにロング(高いときにショート)することで
値幅が稼げる=利益を最大化することができます
なお、この狙いを、押し目買い、戻り売りと呼びます
また、押し目買い、戻り売りの目的は
利益を大きくとるためだけではありません
仮に、トレンドが逆行してしまった場合には
その損失を最小限にするという、防御の面でも効果があるのです
というのも、トレンドというものは、いつかは終わるものです
すなわち、トレンドフォローという手法は最終的に失敗する運命にあるわけで
その被害を最小限に食い止めることを考えておく必要もあるのです
押し目買い、戻り売りの基準となる一例が、トレンドラインです
トレンドラインとは
上昇トレンドならば切り上げていく安値を結んだライン
下降トレンドならば切り下げていく高値を結んだラインのことです
このラインが抵抗として働き
一時的な押し目や戻りをトレンド本流へ帰していくのです
そのトレンドラインは
安値(高値)を2点以上結ぶことが最低条件となります
そしてもし3点、4点通るようならば
それは皆の目に止まることとなり、より強力な抵抗として機能します
トレンドは一方向へ動き続けるわけではなく
ジグザグの動きから形成されます
上昇トレンドであれば
「上がって→やや下がって→また上がる」という動きが繰り返されるわけです
そのトレンド方向への動きは推進波と呼ばれ
長いローソク足から形成されるのが基本
トレンドの主役となる存在です
その一方、トレンドとは逆の動きは調整波と呼ばれ
短いローソク足で形成されるのが特徴
この間にエネルギーがため込まれ
やがてトレンド方向へ放たれるという図式になります
推進波と調整波が交互に訪れるということは
調整波を見抜くことができれば
その後に生じる推進波を丸ごと狙うことができるようになります
理想的なトレンドフォローができるわけです
その調整波は、フラッグとペナントといった特徴ある形をとりやすいという性質があります
これらは、(三角)旗がたなびいているかのような形が、チャート上に出現するものです
いずれのパターンも、トレンド本流と比べて、小さなローソク足から形成されます
そして一定範囲をじりじりとした動きで往復し、エネルギーをため込んでいきます
相場で大きな流れが生まれたら
その後に小刻みな動きでフラッグやペナントが形成されるかどうかに注目します
もしこれらに該当する動きが確認できたら
それらがブレイクされるタイミングで、トレンドフォローを仕掛けることができます
エリオット波動
エリオット波動とは
相場は 5つの上昇波と3つの下降波で1つの周期を形成するという考え方
エリオット波動論を一言でいうと
「相場にはサイクルがあり、値動きには一定のリズムがある」
ということになります
エリオットは、過去のNYダウ平均を緻密に分析することで
値動きのなかに「上昇→下降」の波が一定の規則性をもって
何度も出現することを発見しました
これが「上昇5波・下降3波」という
エリオット波動の根幹をなす値動きの周期です
つまり、上昇相場は「上げ→下げ→上げ→下げ→上げ」とい
5つの連続した波動から成り立ち
その後には「下げ→上げ→下げ」という
3つの波動による下降調整相場が続くというものです
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